NA8Cのデフオイル交換をしましたので、紹介をしていきます。
デフオイルの役割
自動車のデフオイルは、デフ(ディファレンシャル)と呼ばれる駆動系の一部に使用される潤滑油です。デフは、車輪の回転速度の差を吸収することによって、車輪の滑りを防止し、正確なハンドリングを実現するために重要な役割を果たします。
デフオイルは、デフ内部のギアや軸受などの摩耗を減らし、熱を吸収して冷却することで、デフの長寿命化に役立ちます。また、デフオイルは、錆や腐食を防止する添加剤を含むことが一般的であり、デフ内部の部品を保護するために重要です。
定期的なデフオイル交換を怠ると、デフオイルが劣化したり、汚染されたりすることがあります。これにより、デフ内部の部品が損傷しやすくなり、オイル漏れが発生する可能性があります。
デフ内部の部品が損傷すると、デフからオイル漏れが発生することがあります。オイル漏れが発生すると、デフ内部の部品が摩耗し、最終的には修理や交換が必要になる場合があります。また、オイル漏れが車両の下に落ちると、地面が汚染されるだけでなく、走行中に危険な状況を引き起こす可能性があります。
機械式とオープンデフの違い
私のロードスターは機械式デフ(CUSCO製)を使用していますが、オープンデフとの違いはトルク伝達方式になります。
機械式デフは、正確にはリミテッドスリップデフ(LSD)と呼ばれるもので、駆動力を受けたときに、左右の車輪の回転数の差を制御する特殊な構造を持っています。これにより、トルクを左右の車輪に効率的に分配し、トラクションを維持することができます。機械式デフは、レースカーなど高性能車によく使用されます。
一方、オープンデフは、左右の車輪の回転数によって自然にトルクが分配される方式で、特別な機構を持ちません。つまり、トルクが大きく偏る場合は、一方の車輪にすべてのトルクが集中してしまい、トラクションが低下する可能性があります。オープンデフは、一般的に一般の乗用車に使用されることが多く、低コストであるため、多くの車種に採用されています
サーキットなどの走行をしない方にとってはオープンデフの方が走りやすいしオススメです。
デフオイルの交換方法
デフオイルの交換方法ですが、まずは車のジャッキアップからはじめ、体の入れるスペースを作りましょう。オイルの量が適正から変わってしまうので、なるべく水平になるようにしましょう。
オイルを抜く際にはミッションオイルと同様にオイル排出用のドレンボルトと注入用のボルトを外していきます。下側のドレンボルトを外す前に注入側のボルトは緩めておきましょう。(はずれなくなると入れれなくなってしまうため)
抜き終わる前しばらく待ちます。
今回入れるオイルはこちら
注入器を使用します。
このように下側のドレンを締めて、注入側から入れていき、オイルが垂れてきたら終了です。
注入器を抜き取ってボルトを締めて交換完了です。ドレンボルトはトルクをかけすぎるとねじ山を痛めてしまうため締めすぎ注意です。
今回はデフオイルの交換について紹介していきました。また、作業をしましたらUPしていきますので、よろしくお願いします。
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