ロードスター NA8Cのクラッチフルード交換をしましたので紹介していきます。
クラッチフルードの役割
クラッチフルードとは、自動車のクラッチシステムにおいて、クラッチペダルを踏んだ際にクラッチディスクとフライホイールを接触させるために必要な液体のことを指します。
クラッチフルードは、高温・高圧環境下で作動するクラッチシステム内で摩擦を減らし、スムーズなクラッチ操作を可能にする役割を持っています。また、クラッチフルードは水分を吸収しない性質があり、クラッチシステム内部の腐食を防ぐことも重要な役割を果たしています。
一般的に、クラッチフルードは定期的に交換する必要があります。使用されるフルードの種類は、自動車メーカーや車種によって異なりますので、適切なフルードを使用するように注意が必要なものとなります。
クラッチフルードの交換
車をジャッキアップをして、右フロントタイヤを外していきます。
その奥にミッションに接続されているクラッチフルードを抜くブリーダーを探します。
タイヤを外した状態
クラッチフルードを抜く部分の詳細
青丸が抜くポイント
赤丸がクラッチを踏むと可動する部分
クラッチ液をまずは抜いていきますが、エンジンルームのマスターシリンダーのところからスポイトである程度抜いておきます。
抜いた後の写真ですが、見るからに真っ黒になっております。
抜いたところにブレーキフルードを入れていきます。
今回使用したものは下記になります。
クラッチフルードの抜き方はブレーキフルードの交換を同じ要領で行うことができます。
以下ブレーキフルード交換時の写真を代用
二人作業でクラッチを踏んでもらい一人がクラッチフルードを抜く作業をすると効率よく進めることができます。注意点はクラッチフルードにエアーをかんだ状態ですと上図の赤丸部のシリンダーが可動しないので、クラッチが切れません。エアー抜きをしている段階でなかなかフルード内のエアーが抜けないことがありますが、何回か繰り返すことでエアーは抜けてきますので、シリンダーが可動するまでエア抜きを行ってください。
エア抜きが終了しましたら、マスターシリンダーの油量を調整して作業は終了となります。
今回はクラッチフルードの交換作業となりました。また作業しましたらUPsいていきますので宜しくお願いします。
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