クラッチフルードの液が黒く濁ってきたのと、今まで一度も交換していなかったのでシールキットを使用してのO/Hをします。
O/Hキットの中身
O/Hキットの中身は以下になります。
クラッチ側のオペレーションシリンダー
(クラッチフォークを押す機構の部分)
クラッチのマスターシリンダー側
(運転席のクラッチを踏んだ時に押される部分)
クラッチフルードをためている部分
O/Hの作業
まずはクラッチフルードを抜くためにスポイトで抜いていきます。
ある程度抜き終わったら下にドレンを受けておいてフルードの配管を外していきます。
フルードは真っ黒になっています。
次にマスターシリンダーを外すために運転席を下から潜り接続されているナットを外します。
車内側のナットとエンジンルーム側からのナットを1本ずつ外せばマスタシリンダーが抜けてきます。
取り外したものがこちら
こちらをC型のクリップで固定されているため、クリップを外すペンチで外していきます。そうすると抜けてくるかと思ったのですが、錆があって固着して抜けてきません・・・
仕方がないので、錆を400番の紙やすりで落としてから、ブレーキ配管側からコンプレッサーのエアを使用して抜きました。
この際に勢いよく飛び出してくるため、シリンダー側には軍手などの布で押さえてから抜きましょう。抜き終えたら元に戻します。
ここで注意ポイントですが、組付けた後に車両に取り付ける前にフルードを入れてシリンダー側をドライバーで押してエア抜きをしておきましょう。ブレーキ配管側からフルードが出てくるくらいまでピストンします。これをしておくことにより後のエア抜き作業が簡単になります。(私は始めにそれをしていなかったので、何回クラッチを踏んでもフルードが回ってこず、もう一回ばらしました。)
次にオペレーションシリンダー側になります。
右フロントタイヤを外せば奥に見えてきます。
ミッションにボルト2本とブレーキ配管で止まっております。上のボルトはエクステンションを連結させて外して、下のボルトは潜ってメガネで外しました。
外したらこんな感じ
こちらはブーツを外して、ロッドを外して錆で汚れているため400番の紙やすりできれいにします。中に入っているシリンダーは先ほどと同様にエアーで外します。
ピストンがとれた状態
同じように組付けたのがこちら
O/Hする部品は以上ですので、外した通りに元に戻していき、クラッチのエア抜きをして終了となります。
今回の作業は以上となります。作業全般にですが、安全にかかわる部分でもありますので自己責任でお願いいたします。
また、作業をしましたらUPしていきますので、よろしくお願いいたします。
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