今回はNA8Cロードスターのミッションオイル交換を紹介していきます。
1.ミッションオイルの機能
一般的なミッションオイルの機能は以下になります。
- 潤滑作用:ミッションオイルは、ミッション内の様々な部品を潤滑するために使用されます。ミッション内の歯車や軸受などの部品は高い圧力と摩擦によって摩耗するため、適切な潤滑を確保することが重要です。
- 減音作用:ミッションオイルは、歯車の回転による金属同士の接触音を軽減する効果があります。
- 冷却作用:ミッション内で発生する熱を効果的に冷却することによって、ミッション内部の部品の寿命を延ばすことができます。
- 清浄作用:ミッションオイルは、金属の摩耗粉や汚れを除去することによって、ミッション内部の清潔を維持する役割を担います。
2.ミッションオイルの交換時期
ミッションオイルの交換周期は、走行距離や時間によって設定されます。例えば、走行距離に基づいて交換時期が設定されている場合、多くの自動車メーカーは約6万キロメートルまたは約4年ごとに交換を推奨しています。ただし、自動車の使用状況が過酷な場合は、より短い間隔での交換が必要になることがあります。
自分の場合は、サーキットで使用したりすることもあるので、エンジンオイル交換2回(3000km/回)に1回の頻度で交換をしています。
3.ミッションオイルの交換方法
まずは、車をジャッキアップさせて体が車の下に入れるようにします。必ずウマをかけて作業はしましょう。
ミッションは下側のドレンから入れて、上からのボルトから注入をしていきます。
下側のドレンボルト
上側のドレンボルト
廃オイルを受けるように、下側のドレンボルトの下に受け皿を置いてボルトを外していきます。
トルクはそこまでしまっていないこともあり、モンキーレンチで外しました。ボルトに引っかけてレンチをハンマーでたたくことで衝撃を与えて緩めます。
ここでの注意点は下側のドレンボルトを完全に外してしまう前に、上側のドレンボルトを緩めておくことです。下側を外してしまってから上側のボルトが外れないと、オイルを注入する方法がなくなってしまうため、車が自走不能となってしまいます。
オイルが抜けきったら、下側のドレンを締めて、緩めておいた上側のドレンボルトを外して、ミッションオイルを注入していきます。
今回の使用するオイルは以下になります。
別ブログでも記載をしますが、デフオイルと共用で使用する予定で、4L缶の物を購入しました。
ミッションオイルには2Lほど使用しました。
ミッションオイルを入れる注入器は以下になります。
先端のホース側の方をミッションも注入側のボルト穴に差し込んで、もう一方をオイル缶に差し込んで、上下に取っ手を動かすことでオイルが充填されていきます。漏斗とホースでも注入することはできますが、作業性と量を調整することが難しいため、注入器は購入しております。
注入側の穴からミッションオイルが垂れてきたら充填完了ですので、そこで、注入器を抜いてボルトを締めれば交換が完了します。
ミッションオイル交換は以上となります。また、作業をしましたらupしていきますので、よろしくお願いいたします。
コメント